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未来と過去との闘い~「反芻思考」とどう向き合うか~

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とてつもなく渋いタイトルとなってしまった今回。
 
今回のテーマは「反芻(はんすう)思考」です。
 
というのも、この前とても胸に刺さる記事を見つけたので、自分の経験を含めて、記事にしたいと思ったのです。
 
それがこちら。
 
 
いや自分決して、うつ病とかそんなのは無いんですがね!!!
なんらなら周囲と比較しても、めちゃめちゃ明るいほうですから!!
 
とはいえ、少し悩みの種だったのが、この「反芻思考」というやつ。
んんまあ大分悩まされました。
 
最近筆者が克服した、この「反芻思考」とやらにスッポトをあてて、記事を書いてみようと思います。
 
 

反芻思考って?

 
まあ簡単に言うと、ネガティブなことを繰り返し考えてしまうってやつですね。
 
例えば、極端な例ですが、バイト先でグラスを割ってしまったとしましょう。
 
まあ普通なら「グラス割っちまった!」ぐらいでその場で終わるものが、
 
「あ、グラス割っちゃった、どうしよう」と、家に帰ってからも繰り返し思い出すうちに
 
「また店長に嫌われたかな」
「そういえば、この前も店長に怒られたもんな」
「先輩にも注意されたし、私このバイト向いてないのかな」
「そういえば、前のバイト先でも、、、」
 
というように、更に過去のネガティブなことまで引きずり出してしまうということ、ありませんか?
 
まあここまで極端ではないにせよ、このようなスパイラルに陥ったことがある人は多いでしょう。
 
考えてても無駄とわかってても、やめられない
考え始めたら、あっという間に時間が過ぎている
一度考えると、今、目の前にあることに集中できなくなってしまう
 
など、なかなか手ごわい敵なんですよね、これが。
 
記事の冒頭でも書いてある通り、これがひどくなるとうつ病の原因になることもあるというんだからまあ怖い。
 
またこのような雑念は脳の全体の60~80%のエネルギーを使うとも言われているので、非常に疲れやすくなると言われています。
 
このような「反芻思考」に対する軽減法を、「過去」と「未来」の2つに分けて、考えてみたいと思います。
 
「気合論」ではなく、「論理的」にアプローチしてみたいと思います。
 

過去編

 
先ほど挙げたような事例が、「過去に対する反芻思考」ですね。
 
昔あったことに対して、繰り返し思い出すことで自分を責めたり、あの時こうしていればと、考え込んでしまうパターンです。
 
「過ぎたことを忘れろ!」とは言いません。
 
そんなことができたら、そもそも「反芻思考」に陥ってないはずだからですw
 
では、どうしたらいいのでしょうか?
 

「過ぎたことを考えても、何も不安は無くならない」と「認識」する

 
「過去を考えることで、得られることは何もない」
 
という「認識」を持つだけで結構です。
 
まず、「過去は変えられない」というのはお決まりのフレーズですよね。
 
つまり考えても絶対に解決しないのだから、考えても得をしないということです
 
いやいや待って。
 
「同じことを繰り返したくないから、次に生かすための反省を考えているの!」
 
という方。
 
確かに、人は過去から反省し、成長するもの。
 
ではこのような人は、どうすればいいのでしょうか?
 
 

「繰り返し考え込むことで、解決方法を得たことや、成長したことがあるのか?」

 
この質問を自分にしてみてください。答えはおそらくNOでしょう
 
解決法を考えて「反芻思考」を試みても、結局「後悔し自責の念」に陥るのが筋です。
 
その場でわからないことを考えても、結局わからないので、先延ばしにするか、周りに聞くしかないわけだし、
 
解決方法がわかってるなら、「次回」にしかそれは活かせないわけです。
 
 

未来編

 
「こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう。」
 
誰しもある程度の不安を抱えるのは間違いないですが、これを繰り返す人「未来に対する反芻思考」に陥ってると言えましょう。
 
過去編と考え方は同じですが、未来向けに形を少し変えてみました。
 

「その未来」はまだ起こっていないと「認識する」

 
「反芻思考」に陥ったら、まずはこのように考えることです。
 
過去とは違い、まだ何も起きていないんです。
 
「その未来」を不安に思うことは否定しませんが、その不安に頭と時間を使っても、何も得しないということを頭の隅に常に置いておいてください。
 

「未来」への「反芻思考」では解決策は見つからない

 
「その未来」に対する不安は、今ある問題要素に対して、実際の行動として対策を打たない限り、何も減らないということです。
 
「どうしよう」「どうしよう」と考えるだけでは何も状況がよくなることはないのです。
 
「どうしよう」「とりあえずこうしよう」と行動することでしか、そのリスクを逃れる確率は上げられないということです。
 
最初の「どうしよう」は認めてあげて、次の「どうしよう」を「こうしよう」に変える癖をつけてみましょう
 

結局「反芻思考」の原因って何だろう

 
過去、未来、どちらも見てみましたが、どうもこの「反芻思考」に陥るのは
 
「繰り返し考えることで、不安や問題を軽くできる」と「錯覚」している
 
のが原因だと考えられます。
 
無駄とは思いつつ、これらの可能性があるとどこかで「錯覚」しているパターンが多いようです。
 
でも、ここまで検討してきたように、自分のいままでを振り返るに、それで軽くできたことないどころか、むしろ重くなることがほとんどなんですよね。
 
不安は重くなるわ、この思考に気を取られて、更に失敗を重ねるとか。
 
「反芻思考って意味無いんだな」と、毎回自分に言い聞かせてみると、考え方も変わってくるはずです!
 
お試しあれ!!